今日の予定は
タイムマシンに乗って
まずは2歳の君に会いに行く
それから3歳の君に
4歳の君に
そうやってどんどん会いに行く
そのうち私のことが分かるようになって
また来たの?って言われるのが
10歳くらい
12歳の君は久しぶりって挨拶してくれて
少しだけ一緒にテレビゲームをする
14歳の君はあまり笑わなくて
そういう年頃なのかあとか思ったりする
15歳の君とは特に会話もなく
ほんの数分だけ隣に座ってさよならする
16歳の君に会いに行って
すぐに17歳の君に会いに行くと
きっとまるで別人みたいに
大人になっている
19歳の君の目はきらきらしていて
まるで世界を初めて見るような
そんな表情で
20歳の君は人がたくさんいる街を
堂々と歩いている
私は早歩きで少し後ろを着いて行く
それからどんどん大人になって
君は思慮深かったり
自由だったり幸せだったり
ひとり絶望で泣いたりしている
もうその頃には声をかけなくなって
遠くから見てるだけで
君は自然と私のことは忘れちゃって
いろんな人と会って
いろんなことがあって
私は君のこと何にも分かってない
でも今はそれでいいやと思うし
それよりも伝えたいことがあるから
タイムマシンに乗る
悩んだ結果
よくある普通の言葉を選んで
君に言うけど
それ以上に意味を込めていることも
何を考えているかも
全部お見通しだろうから
特に心配はしていないんだよ
桜は『散る』、梅は『こぼれる』、菊は『舞う』、牡丹は『崩れる』、椿は『落ちる』。花の終わりはそれぞれ違うんです。#日本語を愛したくなるコピー kashipan3